マツノヒデマサの海外温泉巡浴の旅

温泉水10リットル&マイ枕持参
インドネシア・バリ島温泉巡浴
2004年12月27日〜1月1日/6日間
その2
 ケチャック鑑賞とインドネシア王宮料理で王侯気分
 夜はケチャック鑑賞に出かける。宗教舞踊から派生したもので、楽器を使わずに「古代インドの抒情詩ラーマーヤナ」のストーリーに合わせたチャッ、チャッ、チャッの掛け声に迫力がある。演技者は皆アルバイトで「保存会」の人達だが、昔のほうがしっかり熱中して演技していたように思える。外側で演じるお年寄りは、背中を掻いていたり、どうも熱心に演技しているようには見えない。隣席の韓国人の教育ママが息子に大声でケチャの解説をし続けているのに業を煮やし、指で「シー」と静かにさせる。夕食はインドネシア王宮料理「アヨディアレストラン」に行く。ジャワ料理を中心とした「リスタフェルスタイル」は、1602年オランダが植民地時代に、ジャワ島のイスラム王侯=サルタン達の豪華な晩餐を再現しもの。

正装に身を包んだ

エステ
  古い家屋を移築したジョグロスタイルと呼ばれるジャワ伝統の建築様式で、レストランの中央に舞台があり、囲む形にガラス張りの個室いくつかある。その個室から舞踊を鑑賞したり、正装に身を包んだ官女たちがガムランの調べの中、列をなして料理を運ぶ様はいかにも王侯の気分にさせる。ガムランの奏者と踊り子達は、ジョグジャカルタから招請した由緒ある舞踊団とのこと。ガラス張りの個室は、喫煙可で「私は禁煙希望だ」と一騒ぎして、同室の方には煙草は遠慮してもらった。せめて、禁煙室・喫煙室と希望者を分けて欲しいものだ。


 12月30日、今日は豪華なエステ体験に挑戦する。昨日タクシーの運転手に勧められ下見をしたBEL−AIR SPAに予約をしていた。3時間昼食付・フェイシャルトリートメント付95ドルにした。広い半露天エステルームにベットが二つ、片隅にはフラワーバスがある。
1時間エステの後の海鮮焼きそばはとても美味。午後のアロマテラピーマッサージで夢うつつの中、肌に冷たい感覚を長く感じていた。これが後に最悪の体調になる引き金になるとは、想像も出来なかった。
    
               広い半露エステルーム
 
 ジョグジャカルタの世界文化遺産ボロブドール遺跡観光
 17時にホテルから空港へ移動し、ジョグジャカルタ行きガルーダインドネシア航空GA-249便のチエックイン。ジャワ島はさらに時差が1時間あるので、空路1時間15分でジョグジャカルタ到着。夕食は市内のレストランで中華料理。

 
 
             巨大な仏塔(ストゥーパ)
ホテルはジョグジャカルタ最大のHYATT REGENCY YOGYAKARTAハイアット リージンシー ジョグジャカルタで、廊下や隣室の音が聞こえる安普請。中庭はいかにもボロブドゥール遺跡観光客対応らしい巨大な仏塔(ストゥーパ)を配したもの。
 
 12月31日 午前4時起床、午前5時にもう一組のカップルとボロブドゥール遺跡観光に出発。早朝日の出を目指しての登山となる。まだ薄暗く、公園内には10年前は無かった国民宿舎でトイレ休憩と入場券購入、あとでビデオ説明にも使われる。この頃私のおなかの痛みは無いのだが、急行列車状態で、同じツアーのカップルの若い男性も超特急状態らしい。日のでは未だ時間が早く、観光客が15人ほど。明日のニューイヤーはすごい人出になるという。雲がかかりついに美しい日のでは見られなかった。雨に降られずにすんだだけでも良しとしよう。
ロブドゥール

ボロブドゥール

1300面のレリーフ

記念撮影
    
 紀元760〜850年に仏教を信奉していたシャイレンドラ王朝のサマラトゥンガ王が建立したとの説が有力。約千年の間ジャングルに眠っていた遺跡が偶然、何度目かの探検隊の隊員が尖塔につまづいたことから、発見されたと言うロマンあふれる仏教遺跡である。自然の小丘を利用して約5万5千個の安山岩ブロックを積み上げ、4層の回廊に仏教の経典などから1300面のレリーフ、1212面の装飾レリーフと気が遠くなる。下山してから国民宿舎で朝食弁当とビデオ鑑賞。柔らかなパンと持参の温泉水でお腹をしのぐ。9時にホテルに一旦帰り、午後2時まで私はベットに横になる。午後は世界文化遺産プランバナン寺院観光に出かけるが、私はワゴン車内に横になって待つ。
     
               
プランバナン寺院

 ・プランバナン寺院観光から戻ってくる彼女等が、花束や石像入り箱を持って嬉しそうにしている「私たちが2004年最後の外国人観光客77,158人目に当たって、記念品ももらったのよ。新聞社のインタビューも受けてきたよ」。翌日の地元の新聞に写真が載るのかも知れない。ソレはいい思い出だが、私にはつらい思い出だ。
    
 体調が悪いまま、ガルーダインドネシア航空GA-217便19時発でジャカルタへ。乗り継いで23時50分発GA-880便で成田へ出発するが、出発ゲートを何度も変更され、本当に大丈夫かと行ったり来たり。出発直前の26日にスマトラ島で地震による津波で、空前の被害をもたらせたが、私どもの観光地は全く影響がなく無事予定通り、温泉巡浴・取材と観光をすることが出来た。風邪と微熱で体調を崩したが、感謝感謝の気持ちでいっぱいである。天然の温泉水は飲みきり、現地でのミネラルウオーターは購入せずにすんだ。マイ枕持参も正解だった。
(2005.1.15 マツノヒデマサ記) 

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巨大な仏塔(ストゥーパ) 066



ボロブドゥール  015




ボロブドゥール  025

133面のレリーフ 053




133面のレリーフ 053




プランバナン寺院  067