マツノヒデマサの 療養温泉突撃取材記
西那須温泉 大鷹の湯 療養温泉突撃取材記
西那須温泉
カリスマ気功師のいる宿 大鷹の湯
(栃木県那須塩原市)
ホテル詳細

●温泉泉質 59.5℃ナトリウム‐塩化物・炭酸水素塩泉(源泉掛け流し)
●温泉効能 腰痛・肩こり・神経痛・筋肉痛・関節痛・関節のこわばり・打ち身・痔疾・切り傷・やけど・慢性消化器病・慢性皮膚病・慢性婦人病・冷え症など
●湯治療養 カリスマ気功師による施術

カリスマ気功師のいる宿
源泉力・癒し人・マイナスイオンパワーの3種の神器

 今から2年前「奥の細道を歩く旅」で日光から玉生、矢板まで歩いた際に、宿泊した西那須温泉・気功と療養の宿「大鷹の湯」に、天然温泉100%源泉露天風呂付き客室ができたと聞き、2008年2月12日に再度取材に訪れた。JR東北本線那須塩原駅で下車し、タクシーで10分ほどのところにある1軒宿である。平成元年に開業した宿で歴史はまだ浅いが、湯量豊富な良質の温泉で「健康と若返り」を企業理念としている現代の湯治宿だ。

西那須温泉 大鷹の湯 露天風呂 今回初めてオーナーの飯沼覚寿氏にお目にかかり、話を伺った。体格はがっしりして、いかにも鍛錬されているという感じの第一印象。今から25年前(1983年)、縁があってこの西那須の土地を購入することになり周囲の心配をよそに温泉発掘に成功する。温泉を利用した日帰り施設の健康センター(1989年)から開始。5年後の1994年には温泉旅館を営業開始し、17年前(1991年)に出合った気功の施術を温泉療法と合わせて湯治客に施すようになり「気功と療養の宿」の原型が作られた。
 今では宿では勿論、全国の難病の患者などに請われて「健康と温泉・気功」をテーマに講演と実践を続け「カリスマ気功師」と呼ばれている。
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西那須温泉 大鷹の湯 別邸「鷹山」 温泉へのこだわりも半端ではない。毎分380リットル湧出する自前の温泉には「天然温泉100%かけ流し」をうたい、手間を惜しまず毎日すべての浴槽の完全換水をしている。
 2002年には、情報プロデューサー、医師、温泉分析専門家らと源泉探検隊を結成し、本物の温泉探しを始めた。その結果は、CS放送旅チャンネルと全国放映のケーブルテレビ、後に各県のUHF地方テレビで放映された。源泉掛け流しにはひとり当たり毎分最低0.5〜1リットル必要である。よって温泉判定の基準として、5ッ星は、自家源泉を持ち、すべての浴槽が1年を通じて適温(40℃前後)しかも湯船に源泉そのまま適温掛け流し、循環加水を行わない。その厳しい基準を「大鷹の湯」は全て満たしており「5ツ星源泉の宿」との認定を受けた。

西那須温泉 大鷹の湯 客室 館内をまず源泉風呂付客室から見せていただく。2年前に宿泊した部屋は、本館から離れた別棟にあった和室6畳トイレ付きの部屋だったが、その別棟「鷹山」が源泉掛け流し風呂付客室(全8室)にリニューアルされた。新しい館内は高温の温泉を利用した床暖房となっていて、素足に温かさが伝わり気持ちが良い。客室は和洋室タイプでこたつが置かれた8畳和室と同じくらいの広さの洋室。部屋により浴槽の材質や作りはやや異なる。301〜305号室は石造りの四角形の浴槽、山側の201〜205号室は木造の六角形。源泉掛け流しの湯をゆったりと楽しみながら、星を見上げ至福の一時が過ごせる。
西那須温泉 大鷹の湯 客室源泉風呂 「特別室」は和洋室30畳で応接間もあり、さらにゆったりと広い。こちらの源泉風呂は岩風呂で、とても広く4〜5人同時に入れる位だ。バリアフリーになっている。一戸建ての「けやき荘」は天井が高く全空間が繋がってゆったりした造り。自然木がふんだんに使われて癒し感を演出。源泉風呂も大きい。源泉風呂はいずれも高温のままでは入れないので、湧き水蛇口を調整して出しっぱなし。後はお客様の管理に任せているという。
 この他にリーズナブルな料金で泊まれる湯治棟「泰山荘」があり、長期の湯治滞在にも適している。山の斜面には一戸建ての「かたくり山荘」や、ペットも同伴できるコテージ(小・中・大型犬はご宿泊可能)、目的や予算に応じて選ぶことができる。

西那須温泉 大鷹の湯 大浴場 本館1階の内湯大浴場に行ってみる。石・タイル張りの浴槽が二つある。4m×3mと大き目の通常の湯船に2m×1.5mジャグジー風呂のいずれも源泉掛け流しで、体を沈めると湯があふれ出す。肌触りがつるつるとなめり感がすごい。露天風呂は右側の大岩に面して造られた庭園風呂のような趣だ。本館2階から外へ出たところに、展望風呂「鷹見の湯」がある。男女別木造り六角形の湯船で高台にあるため見晴らしが良い。
 59.5℃のナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉で加温・加水・循環・塩素投入なしの源泉掛け流しの一級品だ。大鷹の湯は鮮度にこだわり、マイナスイオン濃度を強調している。源泉口で180万個/cm3。秋田県「玉川温泉」の岩盤浴のマイナスイオン濃度は、100万個/cm3というから、奇跡の温泉の部類に入るのかも知れない。効能は神経痛、リウマチ、筋肉痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、打ち身、くじき、慢性皮膚病、慢性婦人病、慢性消化器病、やけど、切り傷、疲労回復など。、特に腰痛、関節痛やガン療養の湯治客が多いという。

西那須温泉 大鷹の湯 食事処 夕食は本館にある食事処「お狩場亭」でいただいた。天井が高い造りで、行灯風の照明で落ち着いた雰囲気。
 前菜は小松菜煮びたし・さつま芋甘煮・こごみ胡麻和え、焼き物は銀むつ、揚げ物に山芋・青味(海苔で巻いた)、刺身は湯葉に鮪、梅紫蘇うどん、煮物は鳥・田楽・野菜煮、デザートはバナナヨーグルト、汁はかんぴょう汁。地元の食材を使い、かつ健康に配慮したメニューの数々である。特別室やけやき荘のお客には、牛サイコロステーキ、源泉牛しゃぶしゃぶのいずれかを用意している。
西那須温泉 大鷹の湯 夕食(一部) 板長はかつて中野の「織田料理学校」で教えていたという飯沼氏の子息・泰介氏が担当している。お米は地元栃木の有機農法によるコシヒカリ1年分を契約栽培、その日に使う分だけを精米しかまどで炊き上げている。食事やお茶や飲料水などにも特に気を配り、地下110mからくみ上げた地下水を、漢方薬石の麦飯石による弱アルカリ、有効ミネラル分25,000種以上で有機物を含まない活性水にして使用するこだわり西那須温泉 大鷹の湯 源泉パンがある。現在は源泉を利用したいちご栽培にも挑戦中だという。メイン料理からデザートにまで健康に気配りされた食材が使われ、お風呂の後のお腹も優しく満たされる。
 朝食は和定食で、ご飯と温泉粥、味噌汁、牛乳やコーヒーなどの飲み物は好みに応じてセルフサービス。珍しい「源泉パン」も食べてみる。私は普段は簡単な食パンにコーヒーだけなのに、こうしたところでは美味しくて、つい食べ過ぎてしまう。

西那須温泉 大鷹の湯 ペット同伴コテージ大鷹の湯は健康診断や人間ドッグのレベルでは判定されない病気になる前の「未病」を、「マイナスイオン・天然掛け流し温泉・カリスマ気功師」の3種の神器によって積極的に予防することに取り組んでいる。各地から疲れを癒すために医療関係者すら多く訪れるともいう。格差・競争・環境悪化・活性酵素・ストレスなどで心身ともに疲れ切った現代人にとっての、健康と若返りの宿として今後も注目されるであろう。
(2008年2月)





 
西那須温泉 大鷹の湯
(栃木県那須塩原市)
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