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太古からの最後の秘境 平家伝説の里
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四国徳島県には吉野川支流祖谷川が作り出したＶ字型の深い渓谷、太古からの秘境、平家の落人が隠れ住んだという日本三大秘境に数えられる祖谷の里がある。いまだに残る野生かずらを編んで作った長さ45ｍ、幅2ｍ、水面からの高さ14ｍのかずら橋や琵琶の滝が秘境を訪ねる人の歴史ロマンを掻き立てる。この地の子供たちが、度胸試しに眼下２００ｍの断崖からおしっこをする姿を表現した「小便小僧」、大歩危川下り、四国一の剣山(標高1955ｍ)登山など秘境にふさわしい見どころが多い。 最近、温泉宿も増えて、秘境そのものも異色といえるが、それぞれの宿も立地条件を生かし、趣向を凝らした温泉宿経営をしている。２００３年８月１２日から２泊３日での取材の内容を紹介したい。
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  39.3度の単純硫化水素泉、肌がつるつる乳白色 収容和室２５室 展望は３６０度の大パノラマ 170ｍ谷底の露天風呂へ専用ケーブルカーで降りる探検気分。露天風呂付き客室あり(２室) かずら橋まで車で２０分。
谷底の露天風呂まで専用ケーブルカーで４２度の急斜面を降下する。ホテルから170ｍ、時間にして約５分、豪快な渓谷の真っ只中への大冒険気分！39.3度の毎分1500リットル（1日2千トン）という豊富な湯が溢れる川石を配した男女別の湯船。露天風呂の営業時間は午前7時30分から17時、夏季は午前7時30分から18時。館内大浴場は24時間営業。露天風呂付き客室が2部屋もご用意。食事はすべて地元の食材を使った四季を満喫できる川魚、山菜料理。
●祖谷温泉「ホテル祖谷温泉」詳細
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 単純硫黄泉 収容和洋室２８室 ３つの天空露天風呂(うち１つは筍の湯・混浴)へ専用ケーブルカーで５分。貸し切り五右衛門風呂４０分二千円。 夕食は囲炉裏を囲んだ山里料理 宿泊料は定日平日２名1部屋利用1万5千円税別から。かずら橋まで車で10分、名物ボンネットバスで送迎あり。
 なんといってもケーブルカーで登った天空露天風呂が自慢。平家の里が一望でき、山頂には和風庭園がある。「雲海の湯」と「樹海の湯」、混浴の「筍の湯」で楽しんだ後は、茅葺の休憩所で一服。早朝には雲海を見ることができるかも。 夕食は囲炉裏会場で郷土料理を満喫。囲炉裏には郷土料理のでこまわし（そば団子、かた豆腐、こんにゃくを串刺し）、鮎の塩焼き、いたどり、お造り、猪鍋等秘境ならではの山の幸が中心。
●湯元新祖谷温泉「ホテルかずら橋」詳細
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 アルカリ性単純泉 収容和・洋室20室 大パノラマの露天風呂 夕食は大広間食、オプション（千円アップ）でいろりの間で囲炉裏食も可。かずら橋まで600ｍ。かずら橋や琵琶の滝から一番近い。かずら橋へは600ｍ、徒歩5分、爆音とどろく琵琶の滝もすぐという観光には絶好の場所。他に比べて最もリーズナブルな料金である。
 男女大浴場につながる露天風呂は石組みの秘境ムードいっぱい。四季折々の渓谷を一望しながらの本物の露天。夕食はＯＰで囲炉裏食がお勧めだ。祖谷名物のでこまわし、鮎にアメゴの川魚料理、祖谷そば、山菜料理、豪快な旬の味覚をたっぷりとちりばめた平家鍋など。
●祖谷渓温泉「観光ホテルかずらや」詳細
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  １９９８年オープン。隣接して日帰り入浴施設。源泉２０度のフッ素・メタホウ酸などを含んだアルカリ性単純泉無色透明 収容和・洋室５３室 夕食は秘境にふさわしい囲炉裏食 大浴場は露天風呂・ヨモギ薬湯、寝湯、打たせ湯、塩サウナなど７種の湯船。宿泊料は平日２名１部屋利用１万６千円税別から。かずら橋まで車で１５分。ＪＲ大歩危駅までの送迎あり。
日帰り入浴施設として先にできたため、入浴施設が充実している。チェックイン前でも温泉入浴は可能。食後に希望があれば、かずら橋のライトアップを見に案内している。夕食は秘境の風情を楽しめる囲炉裏食、朝食は、祖谷渓谷を絶景できるレストラン。
●祖谷渓温泉「ホテル秘境の湯」詳細
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